「井上春成賞」は、国立研究開発法人科学技術振興機構の前身の一つである新技術開発事業団の初代理事長であり、工業技術庁初代長官でもあられた井上春成氏がわが国科学技術の発展に貢献された業績に鑑み、新技術開発事業団の創立15周年を記念して創設された賞であります。
本賞は大学等や研究機関などの独創的な研究成果をもとにして企業が開発、企業化した技術であって、科学技術の進展に寄与し、快適な社会の形成、経済の発展、健康福祉の向上などに貢献したものの中から特に優れたものについて研究者および企業を表彰するものです。
表彰技術は、毎年度、自薦を含む推薦方式により募集し、その中から原則として2件を井上春成賞選考委員会で選考し、この結果に基づき井上春成賞委員会で決定します。
表彰は、表彰技術ごとに研究者代表1名および企業代表者1名を対象とし、井上春成賞委員会委員長名による表彰状および賞牌を贈呈いたします。
また、一般財団法人新技術振興渡辺記念会より副賞として研究代表者に対し、第30回(平成17年度)から研究奨励金が贈呈されています。
本賞は企業・財団等各方面からの寄付金及び協賛金で運営されています。趣旨にご賛同の上、ご支援をお願いいたします。
原則として2件
原則として表彰対象技術ごとの研究者1名および企業代表者1名
学識経験者で構成される井上春成賞選考委員会において選考し、この結果に基づき井上春成賞委員会で決定、表彰します
第1回井上春成賞贈呈式
昭和51年(1976年)7月9日
経団連会館12階 ダイアモンドルーム